2017/10/18 10:00


こんにちは!
すっかり秋になりましたね。

私のこの夏は就職活動に費やされていたので、
就職先が決まって一安心していた頃には秋になっていました。
学生生活最後の夏はどこに行ってしまったのやらw
時間がたつのは早い、本当に。

今回は4月に孵化した稚ベタたちが、
私がせかせかと就活している間にw
立派に成長していたので紹介していきます。
ベタの成長って早いです、本当に。

前置きが長くなりましたが、
今回は交配シリーズ第4弾として
・スーパーデルタとハーフサンタイプのかけ合わせ
・ファンシーカラー同士のかけ合わせ
によって生まれてきた子ベタの色やヒレの特徴について、
成長に沿ってまとめています。どうぞお付き合いよろしくお願いします!


早速、親魚の紹介をしていきます。
【♂親】ファンシーレッドのスーパーデルタテールタイプ
前回の交配記録の記事でも登場したオス親のベタです。再登場!

前回の記事の交配から時間がたって赤色が広く強くなっています。
赤が強くなる前の写真↓

お店でファンシーカラーとして売られていましたがコイカラーでも行けそうな気がします。
コイマーブルのタイプのベタが好きな私は一目ぼれでお持ち帰りしましたw

このベタはこの交配も合わせて3匹のメスベタと交尾して子ベタを残している、
プレイボーイベタですw稚ベタのお世話もしっかりするイクメンでもあります。
↓卵の管理をせっせとする誠実さを持っています。



【♀親】メスベタはクラウンテールとハーフムーンの中間(合いの子)
微量なクラウンテール様の発現はハーフサンと呼ばれるみたいです。

クラウンテールのオスとコイカラーのメスとの交配でとりあげた自家繁殖のF1ベタです。
この写真では白地に青、黒、赤と色が出ていて面白いですが、
繁殖のために同居させたときは↓の写真のように発色はおとなしめでした。


夫婦?そろって色の変わりよう面白い、ファンシーカップルですw

ちなみにこの交配で使った水槽はメーカーのキャンペーンで貰った、
「エアーフレッシュ アクアリウムAF-31」というテトラの10Lくらいの水槽です。
水槽が懸賞で当たるなんてツイてますよね!

10Lくらいなんでベタの繁殖にはちょうど良いし、
なんとイオン発生機付きなんですよ! ・・・効果はわかりませんがw
ヒーターを追加するだけで熱帯魚が飼える入門水槽です。
前面のコーナーは曲げてあり、おしゃれな水槽って感じがします。

イオン発生機とLEDライトのスイッチはタッチ式なので、
タイマーによる自動管理ができない点がネックですかね。
あと、上部ろ過なのでベタに限っては水流が強めに感じます。
まあ水流は濾過槽に綿詰めたり工作したりして簡単に弱めれます。

長所・短所はあると思いますが・・・

なにより、
私のブログで紹介している4つのベタ交配の記事のうち、
3つの記事の交配とその後の稚ベタの初期育成はこの水槽で行われていますw
キャンペーンを開催してくれたメーカーさんに感謝です!


話が少しそれましたが本題へ。
今回は成長に伴って子ベタを見ていきますが、
育成で与えているエサは人工飼料オンリーなので食いつきが悪いようで成長は遅めです。
ブリーダー達は生後3か月くらいで売り物になるくらい成長させるようです!

【孵卵直後】孵化から1週間以内の稚ベタです。みえますか・・・?

私はこの時期の稚ベタのエサは水槽内の微生物に頼りきりです。
最近でこそ、インフゾリアの素を使って水槽内のエサとなる微生物の増殖を狙っていますが、
水草をたくさん入れとけば初期のエサはどうにかなるだろうという考えです。
だからたくさん子ベタをとれないのですが・・・、育てきれなくなっても困ってしまうので。


【孵化1か月後】ここまで育てば一安心です!5~10mmくらいです。

成長の差があからさまになったり発色する個体が出てきたりします。
エサはブラインエッグ粉末や大人のエサを粉上にすりつぶしたものを与えています。
この時期はまだ水面にエサを食べにくるというよりは
落ちてくるエサに反応して食べたり、
底に落ちてるエサ?沸いた微生物?を食べたりしている気がします。



【孵化後2か月】ベタらしい体型になってきました!
色も出てきたり抜けたりする時期です。


今回の育成は私にしては割と成長が早いようなw
今まで単色同士の交配はしたことがないのですが、
青や赤の色が体やヒレに出てきた後に抜けるのはこの時期です。
上の写真の二枚目のベタはまさにロイヤルブルーから色が抜けている期間です。

成長が良い個体もいますが、下の写真のように成長速度にはかなりの個体差が出てしまいます。
エサの取り合いがおきるので成長が早いベタから別の水槽に移すようにしています。




【孵化後3か月】成長が早い子は若魚として立派に育ちました。
オスは一匹だけですがブラックマーブルって感じです(1枚目)。
多くのメスはファンシークリアになりました(2枚目)。


成長が早い個体ならエサは小粒の人工飼料や乾燥赤虫を与えれるようになります。

上の2枚の写真のベタではどちらもヒレに透明の部分がありますね。
コイベタが関わった交配ではクリアのヒレを持つ個体が多く取れるようです。
↓成長が遅い子たちはこんな感じで、上の個体たちとは全然印象が違いますね!




【孵化後5か月】全子ベタが大人となりました!体格が小さい子もいますが!
下の6枚の写真が今回の交配から得られた全メス個体6匹になります。

①ファンシークリア

②ファンシークリア

③ファンシークリア

④ファンシークリア

⑤ファンシー ブラック×レッド

⑥ファンシーピンク

両親ともマーブル模様をもっていたからか、斑点をもつ個体が多いです。
上の6枚目の個体(⑥ファンシーピンク)以外はマーブル模様をもっています。
ヒレには多くの個体でクラウンテールの名残がみられますね。
ハーフサンと呼べそうな個体もちらほら。
エサはもうベタ用の既製品なら何でも食べてくれます。
あげ過ぎないようにしないといけませんねw

ちなみにブラックのオスですが病気になってしまいました。
水槽の底のフンとか食べ残しのエサの掃除を怠っていたのが原因かと・・・
今は調子良くなりましたがヒレが伸長途中なので次回の記事で紹介しようと思います!




さて、マーブルタイプ同士の交配から得られた7匹の子ベタ(♀6、♂1)を紹介しましたが、
それぞれの親とは似ても似つかね子ベタがほとんどという印象です。
特にブラックのオスを見たときには、これはどのペアのこどもだろうと混乱しましたw

ただ、赤い色が発色している個体やクリアのヒレを持つ個体が多いのは、
この両親のペアを見れば納得できると思います。
特に下の写真の子ベタは上の6枚の写真の2枚目(②Fクリア)の個体の数日後の姿ですが、
メス親をベースにオス親に由来する体表の光沢や赤色が強く出ていると思います。

「子ベタ:♀」

「親ベタ:♀」

「親ベタ:♂」


今回のようにベタの交配からは自分の想像を超えたカラーの子どもが生まれて驚きました。
驚きとともに成長や色の移り変わりも楽しめるのがベタの繁殖の醍醐味だと私は感じます。
これだからコイカラーを筆頭としたファンシーカラーのベタの交配はやめれませんw

また、ベタの交配が成功して子ベタを育て上げることができたら交配の記事を書こうと思います!
たくさんベタ繁殖させても飼えないのでほどほどにしないといけませんがw
最後までお付き合いありがとうございました!